空売り比率と株価の関係
空売り比率とは
- 信用取引にて、空売り(新規売り)されたまま買い戻されていない株数の比率のこと
(噛み砕くと 「1日の売りの売買代金に占める空売りの比率」) - 空売り残高比率(%)= 空売り残株数 ÷ 1日の出来高 × 100
- 空売り比率 ≠ 空売り残高(信用売り残)
- 空売りをすると株価は下がる
- 「価格規制あり」+「価格規制なし」= 空売り比率
※空売りとは「信用取引で株を借りて売ること」(自分で持っていない株を売る)
※自分で持っている株を売る場合は「現物の売り」となる
空売り比率の目安
- 通常は20〜30%で推移
- 20%割れで相場が天井圏(株価下落サイン)
- 38%以上になれば底値圏(株価上昇サイン)
- 50%を超えても底値でないことが多い
空売り比率の傾向
株価上昇パターン
- 空売り比率上昇→ショートカバー(空売りの買い戻し)の期待→株価上昇
株価下落パターン
- 株価上昇中に空売り比率も上昇→株価下落圧力
(「もうそろそろ下げる」見通しの投資家が多いため)
(空売り比率高い→短期志向の投資家が多い→先安観が強い) - 株安局面では空売りで利益を得ようとする投資家が増える
日経平均株価と空売り比率の関係
2022年の日経平均株価(青色・左軸)と空売り比率(黄色・右軸)を重ねたグラフ
- 空売り比率が下がると株価は上昇する場面あり
- 空売り比率が上がっても株価は下がらない場面あり